総論第1部 2.持続的実質賃金アップの実現条件 2.1物価指標の選定とデフレーターの動向
GDPデフレーターと家計最終消費支出デフレーターの両指標は「対外的ショック」の有無によって乖離が生じるものの、平時においては極めて高い連動性を持っています。したがって、2030年までの長期的なスパンで「持続的実質賃金アップ」をシミュレーションする場合、特異な対外的ショックが継続しないという前提の下では、GDPデフレーターを唯一の物価指標として採用しても分析の妥当性は確保されると判断できます。
